DELTA TALK Vol.1 – 山口絵里加(ReebokONEアンバサダー)×美馬寛子(ワールドクラスビューティーエキスパート)

リーボックのブランドアイデンティティでもある、「メンタル」「ソーシャル」「フィジカル」の3要素=デルタ。それらを体現している多彩なゲストとReebokONEアンバサダーが語る対談シリーズ「DELTA TALK」がスタート。

第一回目の今回は、2008 ミス・ユニバース・ジャパン日本代表で、現在はワールドクラスビューエキスパートとして活躍する美馬寛子さんと、ReebokONEアンバサダー/美コアインストラクターの山口絵里加でお届け。トレーニング内容やトレーニングを通じたメンタルの作り方など、女性が内外両面で美しくなるために必要な事を語って頂きました。

お二人はそれぞれどのようなトレーニングを実践されていますか?

美馬「WCBC(ワールドクラスビューティークラブ)」という場を通じて、女性の美しい身体をつくるサポートをしています。みなさんが思っている美しさの定義はそれぞれ違うと思いますが、例えば、家で簡単にできるエクササイズのメソッドや、どこのジムに行けばいいのか、日々の生活の中でどう女性らしい筋肉を作っていくのかなどを指導しています。

山口私が主宰している美コアのメソッドは基本的に、食事・運動・生活、この3つのバランスで成り立っています。これまでに、ミス・ユニバースの候補者から、スポーツ選手、一般の方など、何千人もの女性の身体を見てきたのですが、運動だけでも身体が崩れてしまったり、逆に食事だけストイックにやっても身体を壊してしまったり、元々の生活習慣が整っていないと何をしても乱れてしまうんです。この3つのバランスを自分なりにどう整えていくのが良いかを考えた結果、 “体温を上げること”こそが、身体にとって一番良いという結論に至りました。そして、どんな食事や運動をし、どんな生活を送れば体温を上げることができるかを研究したいと思ったのがきっかけで、「美コア」を開発しました。先程の3つのバランスを整えることで体温・免疫力・代謝が上がり、より効率の良い運動ができるようになります。この3つを整えることこそが美コアの原点です。

山口絵里加

ReebokONEアンバサダー、美コアトレーニング創始者。
トレーナー、インストラクター歴10年以上の中で、現在まで約3,000人近くのトレーニング、コンディショニングを指導。
身体を健康かつ綺麗に維持できるとして、数多くのアスリートやモデル、芸能人からも支持されており、雑誌等のメディアへも出演多数。

美馬さんのビューティエキスパートというお仕事は、どのようなトレーニングをし、またメンタル面ではどのような指導をしているのですか?

美馬「WCBC」には、今までに17歳から65歳までの幅広い年齢層の方が通っているのですが、みなさんどういう風に美しくなりたいのか、自分にとって美しさとは何なのか、それが分からないまま時間とお金を投資して、結果何も変わらなかった……でも美しなりたい、という方が多いんです。ファッションやメイク、立ち居振る舞いなど、私が目の前でレクチャーするとそのときはみなさんできるのですが、私がいなくなると元に戻ってしまうんです。それだと意味がないので、私がいなくてもそれぞれの美しさを保っていけるスクールにしたいと思いました。

スクールでは、「自分が美しくなるための教科書を作ってね」と言って、空(から)のファイルを生徒さんに渡すだけです。どうすれば美しくなれるのか、それを“考える力”を身につけていくことが重要だからです。例えば、自分がどういう人間で、これまでどんな人生を歩んできて、どこがターニングポイントなのか、全て分析してもらいます。外見が美しくなっても自分で自分のことを認められないのは、自信がないから。自分の美しさをどう認めてあげるか。自分は隣にいる人と違う、という考え方を分かってもらうのが「WCBC」でやっていることです。

美馬さんのビューティエキスパートのアプローチと、山口さんの美コアトレーニングの共通点はどこだと思いますか?

山口美コアは、身体をストイックに動かす環境を作ってあげることが重要だと思っているのですが、そこに辿り着くまでのメンタルがすごく重要で、そこが美馬さんと共通している部分だと思います。受講生の中にも、途中で挫折する方が多いので、達成しないといけないということをわかってもらうまで指導します。まさにこれがメンタルだと思います。自分で気づく、気づかせてあげるところからインストラクターとしてみてあげるべきだと思っています。例えば、腹筋が付かないと思っていたり、自分に自信を持っていなかったり、そういう方に限って家でのトレーニングをさぼっていたりする。メンタルを強化することって、美コアにとっても、WCBCにとっても、どちらでも言えることだと思います。

美馬メンタルがしっかりしていないと、お手本になるロールモデルをコピーしても、いずれその人と“比べて”、挫折してしまいます。人は身長も手足の長さも違うので、一人一人の美しさも異なりますよね。自分の美しさとしっかりと向き合う事ができると、人と比べなくなるし、自分じゃない“コピー”を作り出すこともないと思います。

山口美しくなりたいという信念が途中でパツッと切れてしまう方がいるんですが、いかに持続するかが大事ですね。私たちの元で美しさを磨くと決めたからには、最後まで自信を持って続けてほしいです。継続が大事で、あとはそれを極めていく。1つに絞ってやり通す力が必要だと思います。

美馬続けるってすごくポイントですよね。私たちが言うと、バックグラウンドがミス・ユニバースだから……と思われる方もいると思いますが、決してそうではないです。山口さんも私も10年以上続けてきた結果、今の場所に立つことができている。1ヵ月や2ヵ月でキレイになれるとか、メンタルが付くわけではないんです。

美馬寛子

2008ミス・ユニバース日本代表。2008ミス・ユニバース世界大会でTop15、さらにBest of Asiaの成績を収める。その後、インターナショナルモデルとして、Revlon、 Levi’s、 Harley Davidson、Under Armourなどのモデルを務めた。また、幼い頃に、ギランバレー症候群という難病にかかり、闘病の末に克服した経験を持つ。克服後、リハビリも兼ねて始めた走り高跳びでは、インターハイや国体といった全国大会に7回出場するなど、アスリートとしての一面もある。
現在は、ワールドクラスビューティーエキスパートとしてモデルやファッション&ビューティ関連の講演やイベント出演などで活躍中。

お二人が互いに刺激を受ける部分はどういった部分ですか?

山口スポーツトレーナー時代は毎日ジャージで(笑)、美しくなるためにファッションが必要だとは思っていなかったんですが、実は私も2012年のミス・ユニバースで地方大会のファイナルまで残っているんです。そのミス・ユニバースという経験をきっかけに、ファッションや肌や髪の質まで、全てをバランスよく整えることが“美”だと学びました。そこを極めている美馬さんはすごくカッコイイと思いますし、WCBCの美しさの作り方をトレーニングとマッチさせて、コラボレーションしてみたいですね。

美馬私がやっていることは、美に対してトータルの指導で、山口さんのように1つのことを追求して掘り下げていくことがなかったんです。山口さんは、そこ(追求)のストイックさがすごいですね。私たちは、日本という恵まれた国に生まれてきているので、そこまでがんばらなくても人生うまくやっていけると思うんです。でも山口さんは、その環境に甘えず、自分の力で歩んでいく、その強さがステキだなと思いますね。

お二人はすごく信念があると思うのですが、この道をきわめようと思ったときに決めたルールや覚悟はありますか?

美馬私は小学生の頃から、体育の先生になりたかったんです。(日本代表になった)2008年のミス・ユニバースは、大学卒業前に最後に東京で何かできることはないかと考えて受けました。そして、2009年のミス・ユニバースの子に指導している時に、イネス(・リグロン、元ミス・ユニバースナショナルディレクター)から「あなたは、他のファイナリストやミス ジャパンに焼きもちをやかない、珍しい子ね」と言われたんです。このひと言で、これが自分の天職だと気づいて、極めたいと思いました。体育の先生を目指していた”指導したい”という気持ちが、ミス・ユニバースに出会ったことで今の自分に繋がっているんだと思います。それからは、これを極めていくには何が必要なのか考え、イネスが言う事、伝えてくれること全てを吸収したいと思って、彼女の住むシンガポールに2年間住み込み、勉強させてもらいました。

山口女性がスポーツ選手のトレーナーになるのはとても厳しいことだと知っていたので、専門学校時代に、誰か一人に弟子入りしようと決めて、弟子入りしたんです。学校に通いながら2年間技術を学び続けて認めてもらい、異例の若さでトレーナーになることができました。

その後、ヨガやピラティスなど色々な資格を取りましたが、“何事も続けていくこと”が私のルールですね。それから“一人を信じること”が良かったと思います。それぞれのジャンルで教えてもらった先生がいますが、ひとつの分野においてこの先生はスペシャリストだと思ったら、徹底的に聞いて極めるということをずっとやっていくことが大事だと思います。

今後トレーニングを通じてお二人が発信していきたいことはありますか?

美馬一番は、“考える力”をつけてほしいということです。今は情報社会で、色々なエクササイズ、美容法、ファッションの情報がすぐに手に入る時代になってきたからこそ、考える力がなければ、オリジナリティや自信に繋がりません。なんでこの洋服を選んだのか?どうしてこのエクササイズをするのか?ひとつひとつ考えるクセつけることができたら、美容法やダイエット方法も自分で作る事ができるようになると思います。そういうインストラクターの方が増えると、もっともっとユニークな日本人の女性が生まれて、世界が楽しくなると思います。

山口美コアを編み出したことで、それに賛同してトレーナーになりたいという女性が増えているんですが、その方々や女性に伝えていきたいのは、正しいトレーニング方法です。たくさんの情報が簡単に入ってくる中で、たとえ間違ったダイエット方法やエクササイズの情報があったとしてもそれを見極めて、美コアを信じていれば大丈夫、美コアは本当にいいもの、という自信を世界中に拡散していきたいですね。

美馬海外だと、エクササイズ=痩せること、ではなくて、健康維持やストレス発散という目的でやっているので、日常の中にエクササイズが入りこんでいる。でも日本では、まだまだライフスタイルにはなっていませんよね。日本人女性の生活習慣の中にエクササイズを取り入れられるような取り組みができたら、もっと盛り上がるんじゃないかな、と思います。

山口フィットネスをもっとライフスタイルに入れることができたらいいですね。私たち女性で、何か取り組めることから始めたいです。

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